大切な場所として在りつづけるために、想いをつないでいます。
藤澤凛人｜2020年入社
Ron Herman逗子マリーナ店 メンズスタッフ・メンズVMD
Ron Herman逗子マリーナ店 レディーススタッフ
ロンハーマン逗子マリーナ店で働く藤澤凛人と野村あずなのクロストーク。ヨットハーバーに隣接した気品あふれる空間で、ファッションを謳歌する喜びを体現するこのお店には、喧騒から離れた地だからこそ継承されている文化があります。湘南の青い海と空、パームツリー並木がいざなうスペシャリティストアに在籍する20代の二人が、販売員として抱く想いとは？
足を運んでくれたことへの感謝を、言葉に
藤澤凛人：自分たちが働くロンハーマン逗子マリーナ店は、非日常的な場所。リゾート地で寛ぐようなショッピング体験をご提案できる特別な店舗です。海を望む素晴らしいロケーションを求めて遠方からいらしてくださる方も多いので、お客さまをお迎えするとき「まずはご移動の疲れを癒してください」という気持ちが第一に溢れてこない？
野村あずな：わかります。自然と感謝の言葉がでますよね。どちらから来てくださったんですか？って、交通手段をお尋ねすることから会話が広がって、盛り上がることも。
藤澤：ミネラルウォーターをお渡しして一息ついていただいてから、お話をして。ショッピングがはじまるまでの時間の過ごし方が他店舗とはちょっと違うかもしれません。ゆったりとした時間を過ごしてもらいたい。その想いは2015年のオープン当初から引き継がれていて、店長を筆頭に働くみんなの共通認識になっています。野村さんは前任者から担当を引き継いで1年くらいだけど、すごいスピードで顧客さまとの関係性を深めているよね。
野村：入社してすぐ、産休に入る先輩からバトンを受け取りました。最初は緊張しましたが、みんなで会話するお店のムードと、寛いで滞在時間を楽しんでくださる顧客さまにたくさん助けられたんです。そもそも初めての社会人で接客も未経験。がんばらなくちゃ！と気負っていたけれど、とにかく皆さん温かい。いまは肩の力が抜けて、自然体でいられています。
景色を添えたお手紙でのコミュニケーション
藤澤：ご夫婦やファミリーでのご来店も多いので、お連れさまも過ごしやすい環境になるよう全員で連携をとっています。担当以外のスタッフもナチュラルに話に巻き込んでいくから、全スタッフの顔や名前を覚えてくださるお客さまが増えているのも嬉しいです。野村さんは今年、バースデーカードをもらっていたよね。
野村：お子さま直筆のカードに感動しちゃって。喜びをいただく日々です。何かお返しができないかと、お手紙を書くときは筆を取る手に気合いが入ります。言葉以外にも、好みに合いそうなルックの写真を選んで手紙に貼ることで想いを伝えています。お顔を思い浮かべながらコラージュする時間も楽しみのひとつ。
藤澤：景色の共有も逗子マリーナ店ならでは。サンセットの表情が毎日違うから、空が美しい日は外にでてシャッターを切ります。手紙に添えた写真がご来店時の話題になり、お客さまが旅先で見てきた景色の話へとつながって、思い出をシェアしていただくことも。遠方にお住まいの方には特にこういったアクションで心の距離を埋めています。
これからの5年、10年を一緒に過ごしたい
野村：「ここで購入したアイテムは絶対に忘れないの」とお客さまに言っていただいたことがありました。「こんなお天気で、こんな会話をしながら決めたアイテムというところまで鮮明に思い出せる」と。5年、10年と時を重ねて、その服を着て会いに来てくださる方がいる。先輩方が築いてきた歴史を語ってくださる顧客さまたちのお話が面白くて。
藤澤：アイテムの販売だけでなく、特別な体験が求められているお店だということも教わってきて、この店舗がたくさんの方の大切な場所になっていることを10周年のイベントでも実感しました。守りつづけていきたいという気持ちも仕事へのモチベーションになっています。
野村：10周年をお祝いしたとき、私は顧客さまからキラキラ輝く10年分のエピソードを聞かせていただく側でした。尊い時間だったなと思いつつ、これからの5年、10年は近くで見ていたい。一緒に次の周年を迎えることが、この店舗で働くいまの私の夢です。
Profile
藤澤凛人｜アパレル企業で販売職に携わった後、2021年にリトルリーグ インクへ入社。ロンハーマン二子玉川店の販売スタッフを経て2022年より逗子マリーナ店に勤務。現在はメンズスタッフとしてVMDを担当。
野村あずな｜飲食業からの転職で2023年にリトルリーグ インクへ。ロンハーマン逗子マリーナ店でキャリアをスタートして今年で２年目。レディーススタッフとしてジュエリーコーナーを担当している。